「猪瀬立件」やはり特捜部腰砕け

「シナリオ捜査」の山上・森本コンビでは、公選法も収賄も在宅起訴すら怪しい雲行き。

2014年4月号 DEEP

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前東京都知事、猪瀬直樹の事件が急速に萎んでいる。東京地検特捜部は、捜査を長引かせず、年度内に仕上げるつもりだと目されていた。とすれば、20日間の勾留期限を考えれば、逮捕があるとすれば3月第1週がタイムリミットだとして、マスコミ各社は2月中、「猪瀬逮捕」に向けた準備をしていた。だが、捜査は一向に盛り上がらない。逮捕どころか在宅起訴も怪しい風向きになってきた。すでに、告発状を受理して捜査に着手しているので、何らかの結論は出さねばならず、不起訴処分もあるという。「特捜部が変わったのは承知していましたが、ここまでとは思わなかった。起訴のハードルがとてつもなく高く、『政治案件はやるな』と言っているのにひとしい。しかもその方針は、捜査の結果を踏まえるのではなく、官邸や法務省の意向が優先されている印象です」(司法記者)

“ブツ”と証言はあるが

猪瀬事件とは何だったのか。そもそも ………

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