制裁合戦で「プーチン訪日」剣が峰

マレーシア航空機撃墜で米欧が包囲網。日ロは微妙な配慮を見せてサインを送るが。

2014年9月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

7月17日、ウクライナ政府といわゆる親ロシア派勢力との激しい戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州上空で、マレーシア航空MH17便(アムステルダム発クアラルンプール行き)のボーイング777-200型旅客機が何者かにミサイルで撃墜され、乗客・乗員298人が全員死亡する事件が発生した。 翌18日、米国のバラク・オバマ大統領は、「撃墜したのは、ロシアが支援する親ロ派勢力によって支配されている領域から発射された地対空ミサイルだとする確たる証拠がある」と述べた。さらに20日には、ジョン・ケリー国務長官も「撃墜に使用された地対空ミサイルがロシアから親ロ派勢力に提供されたものであることを示す多くの証拠がある」と明言した。これに対して7月21日、ロシア国防省は記者向けのブリーフィングで、マレーシア航空機が墜落する直前、大きく北に進路を外れていたこと、墜落直前にスホイ25と思われるウ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。