進学塾再編、「リソー」と「SAPIX」が標的

Z会の栄光ゼミナール買収で、業界再編は最終局面へ。「生き残るのは6グループ」と囁かれる。

2015年7月号 BUSINESS

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「教育業界では、これまで中堅以下の再編が主だったが、ついに大手も再編される最終局面が近づいてきたようだ」学習塾最大手の栄光ゼミナール(経営母体は栄光ホールディングス、以下同)を、Z会(増進会出版社)が100%子会社にすることについて、ある大手学習塾幹部は、驚きとともにそう語った。教育業界は、中堅・中小が群雄割拠する時代はとうに過ぎ去り、大手グループに再編される局面に入った。この幹部の元にも、様々な企業から提携や買収提案が舞い込んでくるという。自らはどう生き残るべきなのか、誰かと組むべきなのかを思案する日が続いている。少子化が進む中、教育産業は苦境に立たされている。中でも塾・予備校業界は、市場規模が長らく9千億円台で留まっていおり、生き残りを掛けた吸収合併が2000年頃から続いてきた。「最終的に生き残るのは6グループではないか」と業界では囁かれて ………

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