韓国「告げ口外交」の敗北

「孤独なお姫様」朴大統領に米国もうんざり。駐韓大使が切りつけられても、韓国政府は米国や大使個人に謝罪しない。

2015年8月号 GLOBAL [「反日」続ける余裕なし]

  • はてなブックマークに追加

「公主様」。韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(63)は大統領府(青瓦台)でこう呼ばれることがある。「コンジュニム」と発音し、「お姫様」という意味だ。「姫」は「孤独な人だ」と言われる。一日のうち会議や来客、現地へ出向く視察のほかには人前に姿を見せず、側近や閣僚などともめったに会わない。国政に関する報告はもっぱらファクス、メールでなされ、関心がある部分についてのみ報告者に「直電」で確認することは有名な話で、政界やメディアではこれを周辺との意思疎通障害があるという意味で「不通(プルトン)大統領」と酷評している。父、元大統領が側近の1人に銃で暗殺され、母もテロで失った。2006年には自身も遊説中に顔を切りつけられた。こんな数奇な人生が朴氏を、近寄りがたい孤独な存在にしてしまったのだろうか。

「クネビーム」で黙らせる「公安統治」

朴政権になって以来、韓国は国の品格や民度を疑われかねない不幸な ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。