TBS買収劇は迷路。懐刀の国重副社長にちらつく住友銀行のDNA。三木谷はメッキがはげたのか。
2006年5月号 BUSINESS [ITフロンティア]
東京の街を睥睨するかのようにそびえる六本木ヒルズ。そのビジネスタワー19階に楽天社長、三木谷浩史の執務室はある。その部屋の中心に据えられた楕円形の机の上に置かれたプラスチックボードには、三木谷自身が描いた「大きな戦略的なVISION」と名付けられた図がはさまれている。 図の中で三木谷は企業を4つに分類している。独占型とされる範疇にはエクソンやグーグルといった世界企業の名前が書かれ、非独占型のそれにはデルやGEの企業名を見ることができ、ブランド型にはナイキ、そして資産増幅型としてタイムワーナーなどがあげられている。 昨秋、楽天が東京放送(TBS)株15・5%を取得したちょうどそのころ、三木谷は近しい関係者たちにその図を示しながら、「当面、日本がオリジナルで創出できる産業はIT(情報技術)がメディアに進出することによって生み出されるものではないだろうか」 ………
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