編集後記

2007年11月号 連載 [編集後記]

お気づきのように、今号から表紙を変えました。創刊以来1年半、第18号までアラーキーこと、写真家の荒木経惟氏の鮮烈な花の写真で飾らせていただきました。蘭や菊に直にリキテックスを塗った原色のイメージは、ヌードよりもヌードを感じさせ、隠れたファクツを裸にすることを使命とするFACTAにふさわしいと考えました。優しさと残酷さ、終末と未来を予感させるこの稀有なカメラマンに、あらためて感謝申し上げます。▼新しい表紙は江口暢彌(まさや)氏。岩絵具で和紙にモダンな日本画を描く若手の画家です。今度は原色だけではありません。でも、その色彩とフォルムに心惹かれるものを覚えました。贅言は無用。彼の言葉を引きましょう。「ぼんやりと辺りを見ているとドキッとする時があります。いままで持っていたもののイメージが一瞬にして変わる瞬間です。普通だと思っていた光景が非日常になる。…… ………

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