井阪隆一氏(セブン-イレブン・ジャパン社長)

コンビニは今も成長産業政府規制は革新の妨げ

2009年10月号 BUSINESS [インタビュー]

――コンビニエンスストア11社の7月の既存店売上高が前年同月より7.5%も減りました。「タスポ」特需の一巡や長雨が祟ったとはいえ、98年以来最悪の落ち込みですね。井阪 当社も7月は5.5%の減少でした。昨年秋以降、消費者の意識がガラリと変わりました。それまでは食の安心、安全が第一でしたが、低価格志向が強まった。4月には大手スーパーが300円以下の格安弁当を売り出しました。セブン─イレブンも「おにぎり100円セール」を7回も繰り返しました。おにぎりは店舗平均一日300個は売れる看板商品。それがセール期間中は倍近く売れ、来店客数が増えるため、最も効果的な加盟店支援になります。――流通業界の「勝ち組」といわれてきたコンビニもとうとう失速ですか……。井阪 コンビニは飽和状態にあるという声をよく聞きますが、私はむしろ、お客様のコンビニへの期待が高まっていると思います。小売店の ………

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