トランプ「内政」がレームダック化

議会で苦戦しオバマケア代替法案で挫折。共和党は分断、民主党は「何でも反対」野党に。

2017年5月号 GLOBAL

シリアの空軍基地に巡航ミサイルを撃ち込み、「強いアメリカ」を誇示したドナルド・トランプ大統領だが、内政では立て続けの挫折に見舞われている。イスラム圏からの入国制限は裁判所に阻まれ、看板政策だった医療保険制度改革法(通称オバマケア)代替案も躓き、目玉の税制改革や2018年度予算編成案も議会審議は大荒れの見込みだ。与党共和党内の分裂が露呈し、野党民主党も対決姿勢を強めて議会運営がままならず、国家財政と政治機構の大改革をめざすトランプの野心的な計画は先行きが見通せない。足元では今年9月までの暫定予算案が4月28日までに上院を通過できないと、一部連邦政府機関が閉鎖に追い込まれる可能性があり、新聞には相変わらず、大統領選中のトランプ陣営とロシア政府との関係の暴露記事が躍っている。就任後3カ月足らずでトランプは内政では早くもレームダックの危機にある。共和党 ………

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