「東洋建設株買い占め」暴力団跡地も厭わぬ任天堂御曹司

奔放な投資戦略に不信感。洋上風力参入の余地は思うほどにはない可能性も。

2023年2月号 BUSINESS

任天堂創業家の御曹司による東洋建設株の買い占めが明らかになって10カ月近く――。この間、両者は協議を重ねているものの、意思疎通さえままならない膠着感が深まっている。現在30歳の御曹司、山内万丈氏率いる「ヤマウチ・ナンバー10・ファミリーオフィス」(YFO)が「WK1」など英領ケイマン諸島のビークルを使って東洋建設株の取得に動いたのは昨年3月23日のこと。それ以前、同社株を買い占めていたのは、あの村上世彰氏の関係先「レノ」だったが、突如、保有株を放出。その受け皿となった格好だったのが「WK1」などだ。万丈氏は任天堂の3代目トップ、溥氏の実孫。溥氏は言わずと知れた任天堂・中興の祖である。1949年に祖父・積良の死去を受け、22歳で家業の花札・トランプ製造「丸福」を継ぎ、世界的ゲーム会社に育てた。2013年に85歳で死去した際、保有株は親族4人に相続された。長男・克仁氏ら実子 ………

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