船長候補もいない泥船「増田日本郵政」

社長の増田は楽天で大損。全特にも嫌われ、辞めたくて仕方がないが後任がいない。

2024年1月号 BUSINESS

日本郵政はグループ従業員数が正社員以外も含めれば約37万人、全国に約2万4千カ所の郵便局を置く。祖業の郵便・物流事業を担う日本郵便、金融のゆうちょ銀行とかんぽ生命保険を入れた計3社を中核とし、年間の経常収益は11兆円に上る。だが2024年3月期の経常収益は前期比3%減で、純利益は44%減の見通し。郵便・物流は郵便物の減少や燃料費や人件費の高騰で赤字が続き、テコ入れは急務だ。幹部は「ドラスティックなリストラをやらなければ立て直しは無理」と断言する。

「シナジーがあるはずだ」

そんな巨艦のかじ取りを任されているのが、総務大臣などを歴任した増田寛也だ。20年の社長就任から丸4年になるが、後任人事については人選も含め目立った動きが見えてこない。増田と日本郵政には浅からぬ縁がある。東京大学法学部を卒業、1977年に旧建設省で官僚人生をスタートさせた増田は、95年に岩手県知事に初当選して政治の道 ………

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