「仏独伊メーカー」が敵味方/「パリ見本市」が映す欧州車の終焉

パリ自動車ショーに出展した各社の思惑はバラバラ。仏独伊政府の思惑もバラバラだ。

2024年12月号 BUSINESS

10月中旬にパリで開かれた国際自動車見本市「モンディアル・ド・ロトモビル」に活気が戻ってきた。前回の2022年はコロナ禍の影響で4年ぶりの開催だったにもかかわらず、フォルクスワーゲン(VW)やBMW、メルセデス・ベンツといったドイツ車メーカーのほか、日本・韓国車大手も軒並み出展を見送った。展示会場は従来と比べ4割小さくなり、初日からじとじとした雨が降ったことも相まって、さながらオワコンの雰囲気が漂っていた。

敵味方に分かれた欧州企業

今回は違った。VWとBMWに加え、米テスラも6年ぶりに復帰した。フランスに拠点を置くルノーと欧州ステランティスのブースを訪れたマクロン仏大統領は終始上機嫌だった。ルノーのハッチバック型BEV(二次電池式電気自動車)「ルノー5」の運転席に乗り込み、「これはフランスで製造された最初の完全なBEVだ。自動車産業を誇りに思っている」と笑顔を浮かべた。欧州では今、BEV ………

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