トランプにひれ伏す風見鶏/「ザッカーバーグ」の正念場

トランプ大統領にDEIや人事などで露骨に擦り寄る。それでもマスク氏を下回る好感度。

2025年4月号 BUSINESS

米IT(情報技術)業界で「再定義」という言葉はアップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏の専売特許だったと言って差し支えないだろう。業績不振にあえぐ同社に復帰した1997年に「会社のアイデンティティと目的を再定義する」と宣言し、10年後にはiPhoneで「スマートフォンの体験を再定義する」と述べた。

急旋回は原点回帰の見方も

その後の展開はご存じの通りだが、今まさに新たな再定義を試みるIT経営者がいる。米メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)である。1月末に開いた2024年10~12月期の決算説明会の冒頭、「今年は当社と政府の関係を再定義する1年になる」と大見得を切ったのだ。ときまさに米国で第2次トランプ政権(共和)が発足した直後。相前後して決算説明会を開いた米IT大手の首脳は米国における投資計画に言及するなど、「米国第一主義」を掲げるトランプ氏への配慮をにじませた。だが、自ら政 ………

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