時価総額10兆円超えアドバンテスト/東エレを逆転の真相

5万円を超え、史上最高値を更新する日経平均株価。牽引するアドバンテストの強さの秘密とは。

2025年12月号 BUSINESS

AI(人工知能)をけん引役に半導体製造装置銘柄の株価上昇が止まらない。これまで日本の半導体製造装置の雄は東京エレクトロンだったが、ここに来てアドバンテストの躍進がめざましい。画像処理半導体(GPU)最大手の米エヌビディアの恩恵を受け、飛躍を続ける。9月、アドバンテストの時価総額は初めて10兆円を超え、東エレを約20年ぶりに逆転した。売上高規模は半分以下で劣後するアドバンテストの躍進はまさに「ジャイアントキリング」だ。強さの秘密は供給力だ。「昨年で我々が目指してきたサプライチェーン(供給網)が完成した」。アドバンテストとの取引拡大を狙っていたあるサプライヤーは同社幹部からこう告げられたという。アドバンテストは半導体が正確に動作するかを検査するテスターの世界的なメーカーだ。元々はメモリーテスターがビジネスの中心だったが、2011年にシステムオンチップ(So ………

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