東大医学部は「神田お玉ヶ池の種痘所」の原点に立ち返り、一から出直す覚悟を決めるべきだ。
2026年3月号 DEEP [一から出直せ!]
「今更ですか、藤井先生?」2026年1月28日、東京大学の藤井輝夫総長が開いた記者会見を見て、思わずそう呟いた。東京大学医学部附属病院皮膚科教授であり、副院長も務めていた佐藤伸一医師が、日本化粧品協会から多額の接待や供応を受けていたとして、収賄容疑で逮捕された件についてである。「今更」と感じざるを得ないのは、この問題が突然発覚したものではないからだ。2025年には週刊誌で接待疑惑が報じられ、2024年には接待を受けているとされる写真まで流出していた。それでも大学は実質的な処分に踏み込まず、刑事事件化して初めて公式な対応を示した。この対応の遅れは、昨年摘発された整形外科の准教授による贈収賄事件とも重なる。すでに他大学で受け取りをめぐり有罪判決が出ていた奨学寄附金について、十分な管理が行われておらず、それが結果として事件につながった。さらに言えば、こうし ………
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