永守流の不正会計「秘密処理」/特命監察部長「死神のS」を重用

担当者はプレッシャーから会計不正に手を染めた。死神に見つかると処理を求められたがそれにも限界が。負の遺産の元凶はこれだ。

2026年4月号 BUSINESS [組織になじまぬ仕事師]

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モーター大手のニデック(旧日本電産)は3月3日、会社から独立して会計不正を調べていた第三者委員会の調査報告書を公表した。同日、記者会見した第三者委は「今般発覚した会計不正について最も責めを負うべきなのは、(創業者の)永守(重信)氏であると言わざるを得ない」と結論付けた。不正による純資産への負の影響額は1397億円と試算され、減損処理による損失が2500億円程度になる可能性があるという。

監査法人は薄々知っていた可能性

A4用紙249ページにわたって綿密に調べ上げた膨大な証言や不正の事例などを掲載している調査報告書は、日本企業の不祥事史に名を残すといっても過言ではない「力作」。そこで例示された内容を読むと、「不適切会計」といった生ぬるい表現ではなく、明確に「粉飾決算」と言うべきだと感じる。永守氏や一部の役員らが到底達成不可能な業績目標を現場に押し付け、それができないと人事権などをちら ………

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