政治の進め方は首相主導になり、政策の方向は「日本列島を強く豊かに」の公約そのままに「富国強兵」だ。
2026年4月号 POLITICS [流行り物は廃りもの]
衆院選での自民党の歴史的圧勝で日本政治の枠組みが変容した。パラダイムシフトである。衆院の3分の2を一党だけでおさえ、強い力を持った高市早苗政権は国会や官僚機構との向き合い方を変化させつつある。政治の進め方は超一強の首相主導になり、政策の方向は「日本列島を強く豊かに」の公約そのままに「富国強兵」だ。高市の個人的な人気を背景とした高い内閣支持のもと、政治的な熱狂はいつまで続くだろうか。「政治は数、数は力」の世界だ。選挙で数をおさえたものに政治的パワーが与えられる。政治リーダー個人によって多数がもたらされたとすれば当人の力はいやがうえにも増大する。だれもが簡単にノーといえない政治空間が広がってくる。高市はそんな地合いの中にいる。令和の女帝的存在による「超一強政治」である。まず先の衆院選の結果から見えてきた政治状況を確かめておこう。
自民党が3分 ………
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