相良博典・昭和医科大病院長ら上位10人で1億円以上を独占。「トップ層」の金満体質が浮き彫りに。
2026年4月号 DEEP [トップに集まる謝金]
本誌では過去三度にわたり、東京大学医学部を中心に相次いだ刑事事件を取り上げ、その遠因として、指導層が製薬企業や医療機器企業から多額の謝金を受け取っていた実態を明らかにしてきた。組織として自らを律するオートノミー(自律性)が十分に機能してこなかったことが、不祥事の一因となった可能性がある。もっとも、この問題は日本の大学医学部全体に共通する構造的課題である。本稿では視野を全国の大学病院に広げ、指導層と製薬企業との金銭関係を検証する。
まず大学病院長である。大学医学部の教授は、一般企業でいえば部長級の役職に相当する。その教授たちを統括する病院長は、大学病院の最高責任者にあたる。製薬マネーデータベースによると、2023年度に製薬企業から全82大学医学部附属病院(本院)の病院長84名(前職2名を含む)に支払われた謝金の総額は約2億6098万円だった。平均受領 ………
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