最も手痛い打撃は、米国社会の厭戦ムードは根強く、世論の過半数がイラン攻撃に反対していること。
2026年4月号 POLITICS [「暗闇の森」を歩く]
「トランプ氏にルールはない。トランプ氏はやりたいことをやるだけだ」――。ベネズエラ攻撃の「成功体験」をもとに、宿敵イランに対し、最高指導者の殺害を含む大規模攻撃に踏み切ったトランプ米大統領。だが、出口戦略なき軍事行動は、自身が忌み嫌っていたはずの「終わりなき戦争」へと発展するリスクを抱え、厭戦気分の根強い米国社会では自らの支持基盤からも批判の声が上がる。米軍兵士の死者数はすでに7人となり、イラン側の死者数は子供を含め1千人以上にのぼる。世界最強の軍隊の最高司令官として全能感に酔いしれるかのように「戦争」を始めたトランプ氏だが、今年11月の中間選挙で重い代償を支払う可能性も出てきた。
米国が空母派遣などでイラン側に軍事圧力を強めているさなかのことだ。一緒に食事をしていた米軍関係者とイラン情勢について意見交換をしていた際、「トランプ氏がイラン攻 ………
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