2026年7月号 POLITICS
少子化が加速する中で全国の私立大学を巡り、政府が大規模な統廃合や定員削減を目指す動きが本格化してきた。財務省は4月、2040年までに少なくとも250校、学部定員で14万人程度を削減する必要があるとする数値目標を初めて公表した。私大には年間3千億円近い私学助成金が公費投入されており、同省関係者は「18歳人口が急減する中で、予算を適正に配分するためにも、人口の減少に見合った大学の規模縮小が欠かせない」としている。全国の大学数は規制緩和の影響もあって増え続けてきた。1989年の大学は国公立を含めて499校、入学定員は198万人だったが、18歳人口が減少に転じた以降も増加が続き、24年時点で813校にのぼり、このうち私大が624校を占める。これに伴い定員割れする私大が急増、既に半数以上が定員割れの状態だ。学生数の減少で債務超過に陥っている私立大が全体の2割に達するとされ、文部科 ………
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