2026年8月号 POLITICS [政治的実験]
長丁場の特別国会を通じて高市早苗首相(65)の行動パターンがより明確になった。政治の回し方や政策の運び方で独自性が強く、問題点や危うさが浮かび上がっている。宰相としては特異な高市のパーソナリティーに依るものだ。まとめて言うと「5つの特質」と「5つの懸念」である。1979年に大平正芳の首相番よりスタートして48年目。24人の政治リーダーをウォッチしてきた記者の眼からみて、高市という首相は間違いなくこれまでにないタイプである。憲政史上初の女性首相は別として、自民党内で派閥や特定のグループの後押しがあるわけでない。政権を支える核がはっきりしているわけでもない。押し上げているのはただただ世論の支持だ。衆院選圧勝で得た大きな政治的資源をもとに政権を維持しているわけで、内閣支持率が命綱だ。世論の追い風に乗った小泉純一郎政権も似たところがあった。しかし派閥(森派 ………
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