<インサイド> 止まらぬ「田辺ファーマ」解体/次は「OTC事業」切り売り

2026年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

米投資ファンド・ベインキャピタル傘下に入った田辺ファーマ(旧・田辺三菱製薬)の解体が止まらない。7月3日、小野田工場(山口県)と吉富工場(福岡県)をジェネリック医薬品(後発薬)国内大手の東和薬品に譲渡することで合意したと発表した。これによって田辺は国内生産から全て手を引くことになる。「研究開発および事業開発に集中していくことにした」ためと田辺は説明するが、真に受ける業界関係者は皆無。昨年12月に筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「エダラボン」に関する事業を塩野義製薬に25億ドルで売却すると発表していたこともあり、5100億円を投じて三菱ケミカルグループから田辺を得たベインが元手を回収しようと「身ぐるみ剥がしている」などと競合ファンド幹部は口さがない。そんな中、次の売却対象として囁かれているのが「OTC」と呼ばれる一般用医薬品事業だ。医師の処方箋なしで、 ………

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