2026年10月号 BUSINESS
本誌が2013年以来、何度も問題点を指摘してきた不動産投資商品「みんなで大家さん」がようやく終幕の時を迎えた。運用会社「都市綜研インベストファンド」(ファンド社)と販売会社「みんなで大家さん販売」(販売社)が9月1日付で大阪府と東京都から許可取り消し処分を受けたのだ。ファンド社が今年3月末で2881億円もの債務超過に陥ったことなどが理由とされる。今回の処分は監督官庁が果敢に伝家の宝刀を抜いたように見えるが、実際には無軌道なカネ集めを放置する不作為が長年続いてきたとみなさざるを得ない。大言壮語を吐き続けてきたグループ総裁の栁瀨健一氏にもまして、そこに大きな影響力を及ぼしていた人物がいる。栁瀨氏がひと頃、前述した2社の代表取締役に招聘していた澤邊博文氏(故人)がその人である。両者の接点は栁瀨氏がみんなで大家さん事業を始める前の09年まで遡る。当時、同氏は ………
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