2026年10月号 BUSINESS
KDDIは8月19日、子会社が運営するフードデリバリー「menu(メニュー)」を9月30日で終了すると発表した。運営会社も解散・清算する方針で、フードデリバリーの淘汰がいよいよ最終局面に入ってきた。コロナ禍に雨後の筍のごとく現れた宅配サービスだが、ウーバーイーツを頂点とする寡占市場に収斂しつつある。
「注文数は右肩下がりを続けている。業界全体が壊滅的な状況だが、知名度で劣るmenuは特に苦しんでいた」。フードデリバリー業界全体の危機について、ある配達員はこう明かす。menuの撤退は常に業界内で噂されてきたことだが、今回、目を引いたのは売却ではなく清算だったことだ。KDDIは共同出資者のレアゾン・ホールディングスが持つ株式をいったん全て買い取り、完全子会社にしたうえで会社を畳む。ブランドや配達網を第三者に譲り渡して存続させるのではない。「KDDIは買い手を探したかど ………
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