「ブルドック事件」と瓜二つ/地域新聞社「ウルフパック騒動」

「ウルフ撃退」にあの手この手。定時株主総会は2年連続で不穏な空気に包まれそう。

2026年10月号 BUSINESS

およそ20年越しとなる「ブルドックソース事件」の再来となった。ただし相手は「黒船」ではなく「ウルフ」だが――。社名を聞いただけで、当時を思い起こす読者もいるかもしれない。2007年5月、米投資ファンドのスティール・パートナーズが、ブルドックソースに対して今で言う同意なき買収を仕掛けたのが始まりだ。「会社を乗っ取られる」――。身構えたブルドックは、株主総会の決議を経て買収防衛策を講じた。全ての株主に新株予約権を割り当てるのだが、その後一般株主には普通株を、スティールにだけは現金を付与する。発行済み株式を増やしてスティールの持分を著しく希薄化させ、買収コストを引き上げるのが目的だった。いわゆる「ポイズンピル(毒薬条項)」と呼ばれる古典的な手法だが、差別的な扱いをされたスティールは当然反発。法廷闘争は最高裁までもつれ、最終的にブルドックが勝訴をもぎ取っ ………

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