皇室典範改正/国論二分の「不敬のたくらみ」/「反省」繰り返す皇統放逐も

2026年10月号 DEEP

高市早苗内閣が特別国会で成立させた皇室典範の改正。首相は「急いで『皇族数の確保』を図らなければならないというのが、今回の改正の目的」(本人のX、9月5日)と説明する。産経新聞のように「男系継承」堅持が目的だったかのように報じるメディアもあるが、首相や自民党の麻生太郎副総裁らの目論見は、実は全く違うところにあるのではないか。

国民の理解が得られたか

目論見を探るため、今回の皇室典範改正までの動きをたどると、小泉純一郎首相は2005年1月、私的諮問機関の「皇室典範に関する有識者会議」を設置。座長の吉川弘之元東大総長、座長代理の園部逸夫元最高裁判事のほか、古川貞二郎前内閣官房副長官、奥田碩経団連会長、緒方貞子元国連難民高等弁務官、佐々木毅前東大総長、岩男寿美子慶応大名誉教授など、10人のメンバーはそうそうたる顔ぶれだった。皇位は憲法2条で世襲とされ、皇室典範1条は「皇統に属す ………

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