「スマホゲーム」一発屋バブル

スマホシフトに躓いたソニーも任天堂もグリーもモバゲーも目じゃない荒稼ぎの秘密。

2015年4月号 BUSINESS

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「一発大逆転」とはこのことだろう。たった1タイトルのスマートフォン(スマホ)ゲームが瀕死のネット企業を蘇らせた。2006年、東証マザーズに鳴り物入りで上場した日本発SNS(交流サイト)「ミクシィ」。公募価格155万円に対し295万円の初値をつける人気沸騰の船出だったが、スマホへのシフトが不調で、LINE台頭もありユーザーの利用率が低下。新規事業も鳴かず飛ばずで、14年3月期の決算は営業損益で16億円の赤字に転落した。ところが、13年9月に発売したスマホゲーム「モンスターストライク」(モンスト)が大ヒット。昨年第2四半期に、営業利益96億円と驚異的とも言える増収増益のV字回復を遂げた。ヒット作が1タイトル出るだけで、上場企業を蘇らせるスマホゲームは、今まさにバブルの真っ盛り。本体は無料でダウンロードできるが、後からアイテムや追加ステージをアプリ内で販売し課金する「フリ ………

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