「脱法的な資金移動」で茂木幹事長が大失速

「次はオレ、オレしかいない」と野心を滾らせる権力欲の塊も、年貢の納め時か。

2024年4月号 POLITICS

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「次の首相にふさわしい政治家」を尋ねる世論調査で支持率1%前後をうろうろする自民党の茂木敏充幹事長(68)。岸田内閣の支持率が10%台に落ちる中、「次はオレの出番。オレしかいない」と、野心を滾らせる姿は、鏡に映る我が身が見えない政治家の哀しきさがか。そんな権力欲の塊も大失速、年貢の納め時ではないか。3月初めの参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫氏が追及した「脱法的な政治資金移動」の直撃を受けた。茂木氏は2022年までの10年間、政治資金規正法に定められた国会議員関係政治団体である「茂木敏充政策研究会」から、同関係政治団体ではない後援会に3億円超を寄付。同関係政治団体の場合は、1件1万円超の支出に関し、収支報告書に明細を記載し、全て(1円以上)の領収書を保管しなければならない。一方、その他の政治団体は支出明細の記載、領収書の保管ルールが甘く、情報公開も尻抜 ………

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